長年の腰痛でお困りのクライアント様。

整形外科、接骨院、鍼灸、整体など様々行かれたがその頑固な腰痛は改善される事はなかった。

検査をすると背中の左側が側弯していて盛り上がっている。
施術は解剖学的姿位からかけ離れた個所を左右もしくは対応する箇所をイーブンにしていく事が改善の早道だ。

施術後背中の盛り上がりは左右均等になり腰の違和感も激減していた。

腰痛の施術ではかなりの確率で大腰筋というインナーマッスルが原因として絡んでいることもあり
ここを調整すると背骨の歪みも改善されていた。

ところがしばらくはいいがまた歪みの状態がもどり、
腰痛は依然より回復しているが違和感が抜けない。

勿論セルフケアもしてもらっている。

こんな時は初心に戻り、1回リセットしてもう一度原因を探ってみる。

あった。ありました。

大腰筋と腸骨筋の癒着が。

大腰筋と腸骨筋の関係を表した図です

もともとこの筋肉はお互い違う動作の筋肉でここが癒着していると互いに動作を制限してしまう。

女性など婦人科系の手術などされた方はここの箇所が癒着していることが多く、
様々な原因になっている事がある。

クライアント様は男性で手術の経験もなく日々運動をされていてスルーしていたが実際は深部にかなりの癒着があった。

先日もここの癒着をとりスコンッと膝の曲げ伸ばしが楽になった女性がいらっしゃった。

よく何故筋肉が固くなるのか聞かれる事があるのですが、
理由はたくさんあります。

勿論糖尿病などで血管の傷みやアレルギーによる消化器系の炎症などの器質的な原因からや
筋肉の使い過ぎ使わなすぎでも固くなる。

今回のクライアント様は体も日々動かしている。

1つ気になるところそれは・・・。

精神の疲れ、ストレスです。

腰痛とともに首の傷みや頭痛なども併発しており、
仕事でかなりのストレスを受けていらっしゃいます。

ストレスなどが常時あると交感神経が優位になります。

すると筋膜も緊張することがわかっています。

筋膜とは筋肉を包む薄い膜で全身につながっています。

つまり今回わかった事は日々適度に体を動かしていても精神の影響で筋肉が固くなり、
骨格の歪みを作り出します。

そしてそれ以上歪まないように筋肉ががんばっている状態が続き隣接していた筋膜同士が癒着したのではと推測しました。

実際腰痛のほとんどがお医者様にいくと原因がわからない場合ストレスに落ち着きます。

実は交感神経の優位性が筋膜の緊張を作り出し不定愁訴を作り出しているかもしれませんね。

そんなわけでクライアント様の癒着をすべてではないですが緩めると長年日々の痛い動作が改善されたそうです。

肉体と精神は一蓮托生。

切っても切り離せない関係ですね。

施術中にわざと事故にあったときや、
いやな思いをした時などを思い出してもらう時があります。

なぜか?

その時を思い出すと体も特定の筋肉に緊張がみられるからです。

そこを緩めて過去のストレスやトラウマも逆算して良くなっていくのではとも考えています。

回数はかかるのでしょうが。

意味のない痛みはありません。

そこから掘り下げて原因を見つける事が改善の第一歩かなと思います。

精神状態と腰痛の関係性

①関連した筋肉
大腰筋、腸骨筋の癒着など

②歪みの状態
左側弯の歪み、後ろ腰、両肩の挙上など。

③原因
精神および感情による自律神経の緊張から筋膜の緊張。
ストレスによる体の歪み、緊張。

日々当院の施術は進化しています。
なので大腰筋、腸骨筋の重要性を加味し、感情やホルモンバランス、自律神経などとの関連性を吟味していきます。
この箇所の筋肉が多岐に渡って影響を及ぼしています。
なのですべての方の大腰筋、腸骨筋は必ず触れるようにしています。

また呼吸とも深い繋がりがある筋なので呼吸が浅い方はこの筋肉の緊張を解いてあげるといいかもしれませんね。
(2019年11月5日)