膝の痛みは大腿4頭筋が原因だった

臨床での回復方法やセルフケアをご紹介!!

今回は膝の痛みでお困りの30代女性クライアント様です。

 

何度もご連絡いただいておりましたがなかなか予約が取れなかったため、休診日にきていただきました。

ゴールデンウイーク前から右膝の内側に痛みがあり、

整形外科に行ったところレントゲンなどの検査もせず、

お皿を触って、

「あなたのお皿は動きすぎるから痛みがあるんだ。毎日100回スクワットしなさい。

トイレに行くたびに20回ずつしなさい。」と言われたそうです。（ゲッ!!）

 

そして毎日忠実に守ったそうです。（1ヶ月間）

 

ところが日に日に痛みが強くなり歩いていても痛くなり、

正座も出来なくなってしまいました。

 

まずここで注意点！！

 

なんでもストレッチや筋トレも痛みが増悪するようでしたらその場でいったん中止してください。

 

さすがにおかしいと思い別の整形外科に行ったところ半月板損傷の恐れがあるという事で、

来週ＭＲＩをとるそうです。

 

最初に痛くなったのはジムでボクササイズをしてからだそうで、

ボクシングの動きは捻じりが主です。

 

膝はもともと捻じる動きには対応してません。

まず捻じれがある事が考えられます。

 

それから来られた時に高めのヒールを履いてらっしゃったので反り腰が予測されます。

検査するとやはり35度～40度ほど前傾してました。

 

ここはまずヒールはやめるよう指示。

 

またスクワットのやりすぎで大腿4頭筋という太ももの前面の筋肉の緊張が考えられます。

 

しゃがんでもらうと痛みがあり、

捻じりを取ったまましゃがむと大分イイ。

 

患部を触ると若干熱感があるというので来院するまで氷嚢で冷やしていただきました。

 

施術は上記を重点的に調整。

立ってもらうと「エッ全然違う。どうして？」

 

しゃがんでもらうと若干１～２程の痛みがピンポイントでありますが、

大丈夫です。

 

ご本人も大変喜ばれました。

 

最後にテーピングをして終了。

 

長年の痛みではないので回復も早いでしょう。

 

高齢者や長年の症状の方は、

その状態が全身でバランスを取るため歪んだまま固着しているので、

日々のケアが重要になってきます。

 

後日談ですが、

翌日お電話を頂き膝の突っ張り感の痛みがとれ、

全体のひどい痛みがピンポイントでわずかに感じるほどになったと喜んでおられました。

 

皆さんも病院は何ヵ所か回ったり、

疑問がある事はまず質問してみましょう。

 

また痛みが増悪する場合はまず運動を中止し相談してみましょう。

 

今回のクライアント様の原因は体の捻じれと、

大腿4頭筋のオーバーワークでした。

 

オーバーワークは逆に筋肉を固くしてしまいます。

お気を付け下さいね！！